要チェックです

【注目】各機種 レンズ・ミラーのクリーニング

 今回はレーザー機のフォーカスレンズおよびミラー(Speedyシリーズ/Rayjet)クリーニング方法のご案内です。    以前と同じパラメーター設定で加工を行っているのに「彫刻痕(溝)が浅くなった」「カットが上手く行かなくなった(部分的に貫通しなくなった、切り口が太い)」...

2018年4月16日月曜日

【注目】集塵脱臭機の点検・メンテナンス方法

 今回は集塵脱臭機『Atmos Mono/Duo』『Atmos Compact』のメンテナンス方法の紹介です。

 適正で快適な加工は日々のクリーニング&メンテナンスから!
ということで、レーザー機本体(フォーカスレンズおよびミラー)のクリーニングと合わせてこちらも日々行って頂きたいのが、集塵脱臭機の点検とメンテナンスです。

★レーザー機各種のフォーカスレンズおよびミラーのクリーニング方法はこちら↓

 https://trotec-m.blogspot.jp/2018/02/blog-post.html 
2月26日掲載 【注目】各機種 レンズ・ミラーのクリーニング
 

 フォーカスレンズやミラーのクリーニング、レーザー機庫内の清掃は日々行いキレイで快適でも、集塵脱臭機が目詰まりを起こしてレーザー加工中の煙やホコリを十分に吸塵できていない(レーザー機庫内に煙が充満する)、警告音が鳴る(鳴り止まない)、臭いが酷い・・・などでは、適格な加工が出来ているとは言い難い他、加工材料への汚れの付着が多くなる、火が出やすくなるなどさまざまな弊害が起こる要因になります。
 
 なので今回は、集塵脱臭機のメンテナンス方法を改めてご確認いただき、レーザー機本体、集塵脱臭機ともに適正で快適な状態での加工を行って頂きたいと思います。
 
 
Atmos Mono/Duoのメンテナンス

メンテナンス方法はこちら。
 https://www.troteclaser.com/ja/knowledge/tips-for-laser-users/extend-lifetime-exhaust/
(本社のページに繋がります)

 ちなみに。
お問合せを頂いた際よくお聞きするのが「どの部分を交換すると良いのかわからない」という内容。

 下記手順でどの部分を交換すれば詰まりが解消されるのか確認する事が出来ますので、お役立てください(^_^)b

●必要なもの
・10㎜の6角レンチ(レーザー機初期導入時付属の赤い箱の中にも入っています)
・新聞紙(汚れたフィルターを置く場所にします)
・手袋、マスク(粉塵や汚れ防止に)



① 集塵脱臭機 本体の電源をONにする。(上写真内 赤○長押し)

★レーザー機の電源はOFFでOKです。

集塵脱臭機の電源ONのまま、6角レンチを使用し集塵脱臭機の上フタを開ける。

③ フィルターを上から順に取っていく。

 この時、集塵脱臭機上面のパネルを見ると汚れたフィルターを取る毎に『Filtre』(上写真内 緑○)の%が下がるのが解ると思います。
 『Filter』の数値が20%弱~40%弱程になれば、そこまでが交換する物です。

★ 集塵脱臭機の内部 最下層、活性炭の場所にファン(小さな扇風機のようなもの)があります。そのファンまでの間にいくつものフィルターが設置してありますので、フィルターをすべて取り換えても『Filter』は0%になることはありません。

★ 長くメンテナンスを怠ったまま使用し続けると、フィルターカートリッジ(黒いボックス)の底面が破れ穴が開いてしまっていることがあります。
 フィルターカートリッジの上面が茶色く汚れている、粉塵が著しいなどの場合は底面の確認を行ってください。
 


◆Atmos Compactのメンテナンス

≪ポケットフィルター交換≫

●必要なもの
・10mmの6角レンチ (レーザー機初期導入時付属の赤い箱の中にも入っています)
・マイナスドライバー(無くても可)
・新聞紙(フィルターの汚れを掃除する時に下に敷きます)
・手袋、マスク(粉塵や汚れ防止に)

① レーザー機、集塵機ともに電源をOFFにします。

② 10mmの6角レンチを使用し集塵機本体の前面左側パネルを開け(下写真内 赤○)、黒いフィルターボックス正面上部に付いているエアチューブ(下写真内 緑○)を引き抜きます。


 この時、エアチューブに手が届きにくい場合はフィルターボックスを少し手前に引いてください。
但し、エアチューブは集塵機本体と繋がっています。無理に引かないでください

エアチューブと接している金属の輪の部分を爪先で押しながらチューブを引くと比較的軽く抜き取る事が出来ます。(↓下写真)



③ フィルターボックスを手前に引き出し、奥側左右 計4つのテンションロックを外します。

★2013年以降のモデルはテンションロック部分がモデルチェンジされています。
お手持ちのAtmos compactをご確認いただき、下写真と異なる場合はこちらをご覧ください。



 黒いフィルターボックス手前の取っ手を持ち、ボックスを手前に引出します。
この時、集塵機本体縁の段差にひっかかった場合は、少し持ち上げ段差を越えてください。

 次にマイナスドライバーまたは②で本体前面左側パネルを開いた時に使用した6角レンチを用意し、左右 計4個のテンションロックを外します。


●マイナスドライバーを使用する場合


 マイナスドライバーの先端を斜め上からテンションロックの爪の上(四角い穴の縁との隙間)に差し込みます。
 少し力を入れ、マイナスドライバーの先端を押し込むように突くとロックが解除されます。

 
●6角レンチを使用する場合


 6角レンチを↑上写真のように握り、テンションロックの爪をレンチの先で斜め上から押さえます。
斜め上から中に押し込むように強く押さえるとロックが解除されます。


④ 黒いフィルターボックスのフタを取り外し、ポケットフィルターの掃除をします。


 ポケットフィルターの縁回りの金属部分を持ち上げると簡単に抜き取る事が出来ます。
 
 抜き取ったポケットフィルターを広げた新聞紙の上または屋外で逆さ向け、ホコリやポケットの中に溜まったゴミを取り除いてください。

★粉塵が舞い散ります。マスクや手袋で防護し作業を行って下さい。

★掃除機の使用はお勧めしません。
とても細かな粉塵のため、掃除機のフィルターが目詰まりを起こしやすくなります。


⑤ ポケットフィルターの掃除終了後、ポケットフィルターを元に戻しフタを閉じて、テンションロックを締めます。


 『カチッ』と音がするまで強く押さえ、締めます。(上左写真)
ロックの掛りが悪い(『カチッ』と音がしない)場合は、↑上右写真のように指先でツメを軽く上げると掛りやすくなります。


⑥ フィルターボックスを元の状態に戻し、本体正面パネルを締めて終了です。

★ ポケットフィルターの掃除を行っても本体掲示パネル『Filter』の%が100%から下がらない、若しくはあまり下がらない場合はポケットフィルターの交換を行って下さい。




≪活性炭および活性炭フィルターの交換≫

 活性炭と活性炭フィルターの交換はポケットフィルターの掃除ほど頻繁に行う必要はありませんが、ポケットフィルターの交換を行っても集塵機正面のパネルの『Filter』の%が100%から下がらない時の他、活性炭部分のフタを開けると臭いがする、粉っぽく汚れている時などは交換が必要です。

●必要なもの
・4mmの6角レンチ (レーザー機初期導入時付属の赤い箱の中にも入っています)
・新聞紙(フィルターの汚れを掃除する時に下に敷きます)
・手袋、マスク(粉塵や汚れ防止に)
・ゴミ袋

① 上記『ポケットフィルターの交換』の手順①から④までを行う。

② 4mmの6角レンチを使用し黒いフィルターボックス手前側上面のネジ14個をすべて外して、フタを取り外す。



 ③ 使用済の活性炭と活性炭フィルターを取り除きます。


 活性炭部分の手前と奥に活性炭フィルターが入っています。

 園芸用スコップですくう、若しくは広げた新聞紙の上でフィルターボックスを逆さ向けるなどし、使用済の活性炭を取り除き、活性炭フィルターも抜き取ります。

★粉塵が舞い散ります。マスクや手袋で防護し作業を行って下さい。

★使用済の活性炭と活性炭フィルターは速やかにゴミ袋に入れ、口を縛ってください。


④ 未使用の活性炭フィルター、活性炭の順に入れ、フタを閉じます。

★フタのネジはすべて締めてください。
締まっていない箇所があると吸引した粉塵が隙間から漏れ、吸塵能力の低下、集塵機庫内並びに外部へ吐き出す空気の汚れの増大に繋がります。

⑤ フィルターボックスを元の状態に戻し、本体のパネルを締めて終了です。

★エアーのチューブを差し忘れないように注意してください。





2018年3月15日木曜日

fiberを塗料や素材に照射してみる【その2 カラー編】

 今回は、前回の『fiberを塗料や素材に照射してみる』(2月7日掲載)で「何か作ってみようと思います」と書いていましたが、その前に。
 前回を踏まえてもう一つテストを行いたいと思います。

 ★前回はこちら↓

  『fiberを塗料や素材に照射してみる』(2月7日掲載)



 カラーのものにはどんな反応があるか、アクリル絵の具と水性ペンキ、油性ペンキを使用して彫刻テストを行ってみます。



 上段 左から アクリル絵の具/黄緑、緑、群青、紺、紫 水性ペンキ/金 油性ペンキ/銀
 下段 左から アクリル絵の具/赤、橙、黄、黄土、茶、黒、白
【 使用機器その他 】
・レーザー機:speedy300 flexx (fiber 30w)
・レンズ:3.2inch (fiber専用レンズ)
・エアアシスト:ON
・DPI:500
・PPI/Hz:50000
・Zoffset:0.0mm

・ケント紙
・下塗り材(透明タイプ)
※透明下塗り材をケント紙全体に塗り十分乾燥させた後、各塗料を原液のまま(薄めずに)2回塗ります(1回目塗り→乾燥→2回目塗り→乾燥)。


 計14色それぞれにタテ3mm幅のライン彫刻をパワーやスピード、彫刻回数を変更しながらA~Lまで計12本加工しました。

●上段、下段ともに
A パワー/20 スピード/15 彫刻回数/1回
B パワー/20 スピード/15 彫刻回数/2回
C パワー/15 スピード/20 彫刻回数/1回
D パワー/40 スピード/20 彫刻回数/1回
E パワー/80 スピード/20 彫刻回数/1回
F パワー/80 スピード/20 彫刻回数/2回
G パワー/100 スピード/20 彫刻回数/2回
H パワー/100 スピード/10 彫刻回数/2回
I  パワー/100 スピード/15 彫刻回数/2回
J パワー/100 スピード/10 彫刻回数/1回
K パワー/100 スピード/5 彫刻回数/1回
L パワー/100 スピード/5 彫刻回数/2回

 今回も前回同様、筆で紙面に塗った状態ですのでその塗膜は極薄く、fiber照射を行った部分で白っぽい色に見える部分は塗膜が剥がれた状態です。
 

 今回はケント紙に下塗り材を塗りよく乾燥させた後、それぞれ塗料を原液のまま、水などで薄めずに塗りました。
 ケント紙自体への塗料の染み込みの軽減には繋がったようですが、fiberレーザーでは下塗り材(透明タイプ)は剥れないらしく、塗料の塗膜がレーザー照射により剥がれても下塗り材に染み込んだ塗料の跡形は消えず、薄茶色のような色が加工痕に残りました。


●反応あり/変色あり

 左から 水性ペンキ/金 アクリル絵の具/黄土、白

 金、黄土、白ともにAの段階から、金は黄色味がかった灰色、黄土は明るい茶色、白は白っぽい灰色への変色が見られ、E以降は塗膜が薄く削れ下地の色が所々見えるようになりました。

 その後Hで、白の塗膜は部分的に残ってい入るものの、金と黄土の塗膜はすべて剥がれました。
 しかし下塗り材に染み込んだ塗料の跡形が残っているため、完全に白色(紙の色)にはならず薄茶色になっています。

★黄土、金のHのラインが少し黒くくすんで見えるのは、Iを彫刻した時の粉塵が付着した為です。
 以後、スピードを遅くするに連れ黒っぽい(白は濃い灰色)粉塵が多く出るようになりました。
 
 Hで塗料がほぼ剥がれることが解ったのでIでスピードを5%上げると、黄土は加工を行った縁回りに、金と白は中央を中心にほぼ全体に薄く塗膜が残りました。
 それを踏まえJはスピード10で、Kはスピード5で、それぞれ彫刻を1回ずつにしてみたところ、焦げたような黒いスス(白は濃い灰色の粉塵)が加工を行った部分全体に溜まった状態で終了したので、1回でスピードを遅くし彫刻するよりも、2回に分けた方がキレイに仕上がる事も解りました。

 Lは金、黄土、白ともに塗膜はすべて剥がれたものの、黄土は加工を行った縁回り(特に上側)に黒いススが溜り、金は中央付近に、白は全体的に茶色く焦げ跡が残りました。 


●反応あり/変色無し

 左から アクリル絵の具/緑、群青、紺 油性ペンキ/銀
 左から アクリル絵の具/茶、黒

 こちらもAから反応がありましたが金、黄土、白のような変色ではなく、塗膜が削れた状態(ツヤが無くなりマットな感じになった状態)です。
 緑、群青、紺、茶の4色は塗膜が極浅く削れマットな感じになったのに対し、銀、黒の2色はAの段階からすでに塗膜が剥がれ、下地が所々見えている状態になりました。

 以後、緑、紺、茶はEから徐々に塗膜が剥がれ下地が見える様になりましたが、上記『反応あり/変色あり』で記述した金と黄土の塗料がすべて剥がれた位置Hでは銀、茶、黒は同じようにすべて剥がれているものの、緑、群青、紺はまだ塗膜が所々残っている状態です。

 他、JとKは、茶と黒は『反応あり/変色あり』の2色と同じように焦げたような黒いススが全体的に溜まりましたが、緑、群青、紺の3色は各色の粉塵が溜まった状態に、銀はJ、Kともに粉塵の付着はありませんが、Kの中央から右端に掛けて焦げた跡が付きました。

 Lは、茶と黒はすべて塗膜が剥がれ塗料が下塗り材に染み込んだ跡形(薄茶色)が見えている状態、群青、紺は全体に薄く各色が残っている状態、緑は部分的に薄く緑が残っている状態でした。
 銀は塗料の塗膜が剥がれ、下塗り材が焦げたと同時に少し溶けた跡が残った他、加工中火花が大きく飛散し加工を行っている直下周辺の銀色がくもり、薄く茶色く変色しました。


●少し反応あり

左から アクリル絵の具/黄緑、紫

 黄緑、紫ともにA~Cは光に透かすと角度により痕が見える程度。
Dあたりから徐々に塗膜が削れ、アクリル絵の具の光沢が無くなりマットな見た目になっていますが最終Lの段階でもまだところどころ塗膜が残っている状態です。
 
 黄緑はこの後下↓で記述する黄と同様、fiberのレーザー光が透過してしまい黄程ではないものの
反応が出難い色のようです。

 紫は見た目が紺や緑よりも黒に近い印象なので、黒のような反応になると予想していましたが、結果は思ったほどの反応が無い状態でした。


●ほぼ反応なし

左から アクリル絵の具/赤、橙、黄

 目視では光に透かして見ると、赤はG、橙はE、黄はBあたりからそれぞれ極薄くレーザーが照射された痕が伺えますが、Lまで進んでも塗膜が剥がれる事は無く、薄く黒っぽい茶色の痕がついただけでほぼ無反応でした。




●まとめ
・ 色により適正なパラメーターが異なり、また、見た目の色と加工の出来具合は比例しないようです。
 見た目が黒に近い紫は黒よりも反応がとても鈍く、黄に近く見える黄土は黄よりも反応がとても良く変色もしました。
 黄土は見た目黄に近いように見えますが、反応の起こり方が金や茶に近い事から、含まれる色素も金や茶に近いということのようです。

・ 透明(色付き含)なもの、乳白色のものには透過してしまい反応しないfiberレーザーの性質上、黄色に反応しないのは何となく想像出来ていましたが、赤がほぼ全くと言っていいほど無反応な事が意外でした。
 というのは、以前行ったfiberを使用した赤色アクリル板への加工テストでは色や質感の変化などがあり、それを応用してキーホルダー作成も行いました。
 なので今回も当然のように何かしらの反応があるものと思っていましたが、しかし予想は大幅にはずれ、『ほぼ反応なし』の中でも一番反応が無かった(薄い)ものという結果になりました。

・ アクリル絵の具とアクリル板は同じ『アクリル』でも異なるもののようです。
アクリル絵の具の白は白っぽい灰色~濃い灰色に変色しましたが、アクリル板の白では、濃い灰色~黒に変色します(配合される成分によります)。
 また、アクリル絵の具の黒、赤、群青、茶はそれぞれ、塗膜が剥がれる、薄く黒っぽい痕が残るなどの反応を示しましたが、同色のアクリル板では変色する他、板自体の質感が変わるなど様々な反応を見せます。
 薄いアクリル板の代用にアクリル絵の具を他の素材に塗ってfiber加工・・・は、少し考えた方が良さそうです。

・その他
 アクリル板の加工時に有効的だったZoffsetの利用(加工台の高さを調節し焦点をわざとずらす)もテストを行ってみましたが、良い結果を得ることは出来ませんでした。
 やはりアクリル絵の具とアクリル板は同じような加工は出来にくいようです。



※今回のテストに使用した塗料は、アクリル絵の具、水性ペンキ(金)、油性ペンキ(銀)それぞれ各1社のもののみです。
 他社製品との比較は行っておりませんので、この度記述したテストの結果がすべての製品に当てはまるとは言えません。


 
★以前の加工テストおよびキーホルダー作成はこちら↓

『frexxでキーホルダー作り』2015年10月14日 掲載)

『fiberレーザー機でマーキングをいろいろ試してみる』2015年10月1日 掲載)

co2(炭酸ガス)とfiber(紫外線)とflexx2015年9月14日 掲載)






2018年2月26日月曜日

【注目】各機種 レンズ・ミラーのクリーニング

 今回はレーザー機のフォーカスレンズおよびミラー(Speedyシリーズ/Rayjet)クリーニング方法のご案内です。

 
 以前と同じパラメーター設定で加工を行っているのに「彫刻痕(溝)が浅くなった」「カットが上手く行かなくなった(部分的に貫通しなくなった、切り口が太い)」という場合。

 加工材料の微妙な厚みや硬さの差、反りなどの影響を受けていることも多々ありますが、
レンズやミラーの汚れによりレーザーが適正に照射できていないことも割と多くあります。

 また、レンズやミラーが汚れると加工が的確に出来ないほか、レンズの汚れを放置したまま加工を続けると、汚れがレンズにこびり付いてしまったり、重症なケースになると汚れのこびり付きが原因で、レーザー照射中(加工中)にレンズが破損してしまうこともあります。

 レンズが破損すると購入費が掛る他、注文し手元に届くまで、加工をストップせざるを得なくなります。
 
 そうならない為にも!
日々、レンズとミラーの汚れチェック&クリーニングを行い、適正で快適な加工を心掛けてください。


●Speedyシリーズ(100、300、360、400)のフォーカスレンズ・ミラーのクリーニング方法はこちら↓
(本社のページが開きます)

★フォーカスレンズのクリーニング
https://www.troteclaser.com/ja/knowledge/tips-for-laser-users/how-to-clean-lenses/

こちらも参考にどうぞ↓
★集光レンズ、ミラーのクリーニング! (2015年4月5日掲載)
https://trotec-m.blogspot.jp/2015/04/blog-post_51.html



●Rayjet フォーカスレンズ、ミラー クリーニング

◆用意するもの
・レンズティッシュ
・レンズクリーニング液
六角レンチセット (レーザー機納品時添付の赤い箱の中に封入)
・タオルなど汚れの無い柔らかな布


1、フォーカスレンズと第3ミラーのクリーニングを行います。

 1-1 フォーカスレンズのクリーニング
① レンズティッシュ1枚を折りたたみ、用意しておきます。

★一例です。
 特に折り方は決まっていませんので、折りやすい、持ちやすい折り方で折って用意してください。

② Rayjet本体 トップカバーを開き、X軸のカバーを開きます(写真 左)。

③ フォーカスレンズおよび第3ミラーユニット(以降 ユニット)の左脇にある金色のネジを外し、ユニットをX軸から取り外して(写真 右)、タオルに置きます(↓取り外したユニット)。



④ 取り外したユニットをレンズが上、ミラーが下になるように180度ひっくり返して指で持ち、フォーカスレンズにレンズクリーニング液を吹付けます(写真 左)。

⑤ クリーニング液がレンズ表面の全体に行き渡る様にユニットをゆっくりと水平に揺らし、行き渡ったらそのまま、汚れが浮き上がってくるまで(約1分間)待ちます。


⑥ ①で用意した折りたたんだレンズティッシュの端を用いて、レンズの端からクリーニング液を吸い取ります(写真 右)。

★レンズティッシュでクリーニング液を吸い取る際、レンズティッシュでレンズを擦らないよう注意してください
 レンズには特殊コーティングがされています。
レンズを擦るとその特殊コーティングが剥がれ、レンズの寿命が縮まる原因になります

⑦ クリーニング液を吸い取ったレンズを覗き、汚れが残っている場合は④~⑥の手順を、汚れが無くなるまで繰り返します。

★この時、レンズティッシュは汚れ(クリーニング液)を吸い取る毎にその都度折り返し、汚れの付着していない面を使用してください
 ティッシュに付着した汚れ(微細な粉塵)がミラー表面を傷付けるおそれがあります。


~ガンコな汚れには~
・手順④⑤の後、レンズティッシュでレンズの表面を軽くなぞる様に軽く拭き取ります。
 繰り返し拭き取りが必要な場合は、その都度レンズティッシュを折り返し、汚れていない面で拭き取りを行って下さい。

・小皿など小さな器にクリーニング液を入れ、ユニットのレンズの左右にあるネジ2本を6角レンチで外し、レンズを取り外して浸します。
 数分間そのまま放置し、その後取り出してレンズティッシュで液と汚れを吸い取ります。

★ユニットにレンズを戻す際、レンズの向きに注意してください。
レンズは膨らんでいる方が上(ミラー側)、平らな方が下(ユニットの枠に面で接する)です。

★レンズが破損した場合は決して素手では触らないでください。
破損したレンズは密封出来る袋に入れ、トロテックへ返送してください。

                                     
 1-2 第3ミラーのクリーニング
① 1-1①同様、レンズティッシュ1枚を折りたたみ、用意しておきます。

② 1-1④同様、フォーカスレンズが上、第3ミラーが下になる様にユニットを指で持ち、ミラーにクリーニング液を吹付けます。(写真 左)


③ クリーニング液がミラー表面全体に行き渡る様にゆっくりと平行に揺らし、行き渡ったら汚れが浮き上がってくるまでそのまま(約1分間)待ちます。

④ ①で用意した折りたたんだレンズティッシュの端を用いて、ミラーの端からクリーニング液を吸い取ります(写真 右)。

※レンズティッシュでクリーニング液を吸い取る際、レンズティッシュでミラーを擦らないよう注意してください
 ミラーには特殊コーティングがされています。
ミラーを擦るとその特殊コーティングが剥がれ、ミラーの寿命が縮まる要因になります

⑤ クリーニング液を吸い取ったミラーを覗き、汚れが残っている場合は②~④の手順を、汚れが無くなるまで繰り返します。
★この時、レンズティッシュは汚れ(クリーニング液)を吸い取る毎にその都度折り返し、汚れの付着していない面を使用してください
 ティッシュに付着した汚れ(微細な粉塵)がミラー表面を傷付けるおそれがあります。

 フォーカスレンズおよび第3ミラークリーニング完了後、ユニットを元の場所に戻し金色のネジを締め、X軸のカバーを閉じて終了です。




2、 第2ミラーをクリーニングします。

① 1-1①同様、レンズティッシュ1枚を折りたたみ、用意しておきます。

② Rayjet本体のトップカバーを開き、正面から見て右側面のネジ2本を六角レンチを用いて外します。



③ Rayjet本体側面、向かって右側上方に位置する第2ミラーを取り外します。


 磁石で装着されています。
少し磁力が強めですが、取っ手をつまみ引き上げると外すことが出来ます。

★第2ミラー手前側の赤く着色されたネジは今回のクリーニング作業には不要です。触らないでください。

④ タオルの上で③で取り外したミラーを取っ手をつまんだまま傾け、レンズクリーニング液を吹付けて、大まかな汚れ(粒子の粗い粉塵)を流し落とします。



⑤ タオルを折り返し汚れていない面を出してミラーを置き、再びレンズクリーニング液を吹付けます。(写真 左)


⑥ 取っ手をつまみ、クリーニング液がミラー表面全体に行き渡る様にゆっくりと平行に揺らし、行き渡ったら汚れが浮き上がってくるまでそのまま(約1分間)待ちます。

⑦ ①で用意した折りたたんだレンズティッシュの端を用いて、ミラーの端からクリーニング液を吸い取ります(写真 右)。

⑧ クリーニング液を吸い取ったミラーを覗き、汚れが残っている場合は⑤~⑦の手順を、汚れが無くなるまで繰り返します。

★この時、レンズティッシュは汚れ(クリーニング液)を吸い取る毎にその都度折り返し、汚れの付着していない面を使用してください
 ティッシュに付着した汚れ(微細な粉塵)がミラー表面を傷付けるおそれがあります。


 クリーニング完了後、ミラーを元の場所に戻し、本体右側面カバーを閉じて終了です。
本体内側ネジ2本の締め忘れに注意してください。







2018年2月7日水曜日

fiberを塗料や素材に照射してみる

 今回は年明け第一弾として、少し実験をしてみたいと思います。


 いろいろな黒色塗料や素材を用意し、fiberレーザーを照射するとどうなるか?を見てみます。

★『fiber(ファイバー)レーザー』については下記をご参考ください。↓

co2(炭酸ガス)とfiber(紫外線)とflexx (2015年9月14日掲載)

ファイバーレーザーのデモ加工 (2015年4月17日掲載)


用意したものは

塗 料
『油性マーカー』『水性顔料インクペン』『筆ペン(顔料インク)A※』『筆ペン(顔料インク)B※』『墨汁A☆』『墨汁B☆』『アルコール系インクペン』『アクリル絵の具A★』『アクリル絵の具B★』『水性エナメル』『油性ペンキ』『水彩絵の具』『木炭』『クレパス』 計14種類

※、☆、★ ABそれぞれ他社製品

素 材
『本革1』『本革2』『フェルト』計3種類の素材(全て市販品)。

 それぞれにfiberレーザーを照射し、マーキングの出来具合や変色の有無など様子を見ます。

【 使用機器その他 】
・レーザー機:speedy300 flexx (fiber 30w)
・レンズ:3.2inch (fiber専用レンズ)
・エアアシスト:ON
・DPI:500
・PPI/Hz:50000

・キャンバス
・下塗り材(透明タイプ)
※塗料を定着させるため透明下塗り材をキャンバス全体に塗り十分乾燥させた後、各塗料を塗ります。



 まずは塗料から。
●良好


 左上から下方向に『墨汁B』『筆ペンB』『アクリル絵の具A』『水性エナメル』『水彩絵の具』

 パラメーター調整を様々試した結果、出力が強すぎることでの焦げやくすみ、低すぎることでの彫り残しなど無くマーキングを行える値が確認できました。
 『trotec』各文字の輪郭もシャープに仕上がっています。

 それぞれ塗膜は極薄いため、fiber照射による変色というよりも照射した部分のみ塗料が剥がれた状態で、キャンバスの地色(薄いクリーム色)が出ています。

 その中で左上『墨汁B』はキャンパスの地色よりも少し黄色味が強い色になっている事から、墨汁の中に含まれている成分に反応し変色していることがわかります。


●まずまず

 左上から下方向に『水性顔料ペン』『墨汁A』『アクリル絵の具B』『油性ペンキ』『木炭』『クレパス』

 パラメーター調整を何度も行ってみましたが、微妙な変動で出来上がりが様々異なるため適した値が見当たりませんでした。 
 しかし、着色のムラを極力無くす、焦点を正確に合わせるなど一定の条件を守れば安定したマーキングが出来るかもしれません。

 中でも写真内中央下『油性ペンキ』は、濃い黄色(茶色)に変色していますが他の5点に比べパラメーター設定の変動による出来上がりの差は少なく、『trotec』各文字の輪郭もシャープに仕上がっていますので、『まずまず』の中でもその他の5点よりも『良好』と言えるかもしれません。


●不向き

 左上から下方向に『油性マーカー』『筆ペンA』『アルコール系インクペン』

 出力、高さなど様々調整をしてみましたがどれも上手く行かず、断念。
3点それぞれ、マーキング出来かけて見える白っぽい色や茶色い色は塗料やキャンバスがコゲたり焼けたりした痕です。


 次に素材です。 


 左上から下方向に『本革A』『フェルト』『本革B表』『本革Bウラ』

 『本革A』『本革B表』 CO2レーザーを照射した時のような凹はありませんが、同じように茶色い焦げ痕がつきました。

 『本革Bウラ』 茶色い焦げ痕とともに少し凹があります。
しかし茶色い色がある分、型押しとは異なる雰囲気。

 『フェルト』 変色は全くせず、溶けました。出力を下げると溶けませんが、痕も見えません。 



◆まとめ

●塗料
 筆ペンや墨汁、アクリル絵の具など、同じ種類のものでも製造会社が異なればその内容物(成分)の配合も異なるようで、適正なパラメーター値や出来具上がり具合が異なりました。
 また、塗料の塗りムラなども影響があるようですので、テストを繰り返し行う事が必要なようです。

●素材
 フェルトは不向き。
本革は茶色い焦げ色が必ず付くため、用途を選びそうです。






 今回はここまで。
次回は今回の結果を踏まえて何か形のあるものをつくってみたいと思います(^^♪











2017年12月21日木曜日

クリスマスツリーをつくる

 今回はもうすぐクリスマス(^^♪ということで、3つのパターンが楽しめるクリスマスツリーを作成してみたいと思います。


  
 ●用意するもの
・アクリル板 (乳白色2mm厚、約200×250mm)
・フェルト (黒色、約240×330mm)
・不織布 (レンジ換気扇用フィルター(100均のものでOK)、約460×330mm)
・木工用ボンド
・LEDキャンドル(100均のものでOK、複数色に光るものがオススメ)
※必ずLEDキャンドルをご使用ください。
白熱灯やろうそくは失火の要因になりますので使用厳禁です。

・ローラー型粘着テープ(あると便利)


 まずはデータから。

 Corel DRAW X7で作成しました。
 アクリル用、フェルト用、不織布用、それぞれのデータを使用して加工していきます。

●アクリル用
 星形の飾り2個(1セット)と本体の底部を止める部品2本(1セット)、本体4枚(1セット)の計2回に分けて加工を行います。
 ピンクの線がカット線、青の線はjobcontrolの材料データベースで『カット』を使用して彫刻を行います。
 星形の飾りは加工終了後、裏返して青線の彫刻のみ行います。
※この時、ピンクはjobcontrolの材料データベースで『スキップ』にしておきます。

●フェルト用
 赤、青ともにカット線。
 加工終了後、細かな切りくずが多量に出ます。
テーブルなどに加工出来たフェルトを広げ、ローラー型粘着テープで軽く接着しながら取ると比較的スムーズに取り除く事が出来ます。
※力強く押さえつけてローラーを掛けると細い柄の部分が切れる場合がありますので、注意が必要です。

●不織布用
 赤、青ともにカット線。
模様のカット(赤)がある方が外側、ない方が内側です。
フェルトと重ねて貼る際、取り違えないように注意してください。
 

 加工に進みます。

●使用レーザー機その他
・Speedy 300 80w機
・2.0inchレンズ
・細口ノズル
・エアアシスト:有

●加工オプション
・加工モード:標準
・解像度:500
・ハーフトーン調整:ディサ生成
・高度なジオメトリ:チェックを外す


◆アクリル 2mm厚
青/彫刻 パワー:80.0 スピード:0.7 PPI:1000 発信調整:30 (加工モードは『カット』にて
ピンク/カット パワー:20.0 スピード:4.0 PPI:1000 発信調整:30
※アクリル板の保護紙は両面とも剥さずに加工します。
(保護紙が無い場合はマスキングテープを隙間なく貼る)


◆フェルト
赤/カット パワー:50.0 スピード:30.0 PPI:20000 発信調整:50
青/カット パワー:40.0 スピード:5.0 PPI:20000 発信調整:50



◆不織布(レンジ換気扇用フィルター)
赤/カット パワー:15.0 スピード:1.0 PPI:1000 発信調整:10
青/カット パワー:15.0 スピード:1.0 PPI:1000 発信調整:10
※薄く軽いのでエアアシストや集塵機の風に飛ばされやすいです。
加工範囲外に重しを置く、またはテープで加工台に留めるなどし、飛ばされないように注意してください。


speedy300でのカットイメージ動画です↓

※動画内では撮影用にレーザー機のフタを開けて加工しています。
実際に加工する際は、必ずフタを閉じて行って下さい。

※加工中は必ずレーザー機の傍に居るようにし、目を離さないでください。


 レーザー加工終了後、

① 柄の切抜きを行った不織布→フェルト→柄の無い不織布の順に重ね、それぞれ木工用ボンドで貼り合せる。
(ボンドを付けるのは左右の辺のみでOKです)
② ①を柄の切抜きを行った不織布が外側になるように円錐(えんすい)状に丸め、左右の辺を、フェルトの柄が続いて見えるように位置を調整して木工用ボンドで貼り合せる。
(後ほど星形の飾りを差し込みますので、円錐の先(上部)は直径10mm以上の穴が開く様に加減してください)
③ アクリル板で作成した本体を線彫刻を施した方を内側に向け、組み立てる。 
④ 台を『+』型に組み、LEDキャンドルを乗せる。
⑤ ④の台の凹に合わせ③で組み立てた本体を差し込む。
⑥ 星形の部品を『+』型に組み合わせる。
⑦ ②のボンドが乾いたら⑤の上に被せ、上部の穴に⑥で組み合わせた星形の飾りを差し込む。
(星形の飾りの下側が十字のクリップ状になっていますので、それぞれ、アクリル板、不織布、フェルトを一纏めにして挟み込んでください)

完成(^^♪


LEDキャンドルを点灯している時としていない時で表情が変わり、また、フェルトのシェードの有り・無しでも異なる雰囲気が出ますので、色々楽しめます。

ちなみに、室内を暗くすると


影絵のような雰囲気になります(^_^)☆彡



 
下記、今回使用したデータです。
ダウンロード後、解凍しご使用ください(^^♪

・Illustrator CS
http://firestorage.jp/download/21d9d1033743cba5ff42fa82beeaef99180c63ba

・Corel DRAW X3
http://firestorage.jp/download/10d88124e3f278cf3757708216d8f28da6f4d380










2017年11月20日月曜日

『はじめての加工マニュアル』ダウンロード

 今回ははじめてトロテック レーザー加工機を使用する方向けのマニュアル『はじめての加工マニュアル』のダウンロードページの案内です。


 以前から同じページで『はじめての加工マニュアル』の目次ページのみを閲覧できるリンクを貼っていましたが、この度、マニュアル全ページ(PDF)をダウンロードできるようになりました(^^♪
 

 レーザー加工の基本、木札の作り方を通して、グラフィックソフト(corel DRAW、Illustrator)での作図、レーザー機付属のソフト『jobcontrol』の操作手順など、レーザー加工機で木札を作成するまでのノウハウを丁寧に説明しています。

 また、レーザー加工機を使用するにあたっての注意事項も記載していますので、ぜひ熟読し、レーザー加工を楽しんでください(^^)/
 

※このマニュアルは、トロテック・レーザー加工機専用です。
※CorelDRAW版とIllustrator版の2種類があります。


※以下、トロテック・レーザー・ジャパン 本社のページに繋がります。

PDFダウンロードはこちらから↓
・トロテックの取扱説明書 (操作マニュアル)
https://www.troteclaser.com/…/co…/technical-support/manuals/

Illustratorをご利用の方は下記サイトも合わせてご覧ください。
・Adobe Illustrator®を使ったレーザー加工の仕方
https://www.troteclaser.com/…/tips-for-laser-users/laser-f…/


 マニュアル内、最初のページでも案内しておりますが、

加工中はレーザー加工機から決して目を離さないでください。
・加工中出た切りくずやゴミは機内に残さず、取り除いた後次の加工を行ってください。

上記いずれも着火および引火の要因に繋がります。
万一引火した場合は速やかに加工機のフタを開け動作を停止させた後、電源を切り、消火に努めてください。

・レーザー加工機機内の消火には一般的に常備されることの多い粉末系や泡系、液体系の消火器の使用は出来るだけ避けてください(※1)。
・CO2(二酸化炭素)消火器をお奨めしますが、加工機を設置している部屋の広さや使用環境によりCO2消火器の使用が難しい場合(※2)は、ペットボトルやバケツに水を溜め(※3)常設してください。

※1)粉末系や泡系、液体系の消火器を用いて消火を行うと、レーザー機内部基盤や部品などにも飛沫がかかり、それは完全に除去できないため、機械の復旧が大変困難になります。

※2)レーザー加工機内の消火にはCO2(二酸化炭素)消火器を推奨しますが、各製品の使用上の注意をご熟読の上、レーザー加工機設置場所、使用環境に応じた製品を選択してください。

※3)水で消火を行った場合、基板や部品などが水で濡れても、完全に乾燥させることにより復旧できる可能性が高くなります。


 以上、いろいろ書きましたが、
咄嗟の判断が難しい場合、レーザー加工機外部に引火した場合は躊躇せず、より消火能力の高い消火器を使用し鎮火させてください








2017年10月27日金曜日

ハロウィン用ランプシェードを作る

 今回は「もうすぐハロウィン!」ということで、ハロウィン柄のアクリル製ランプシェードを作ってみたいと思います。



●用意するもの
・アクリル板
2mm厚 オレンジ色
2mm厚 黒色
1mm厚 黒色
LEDキャンドル型ライト(100円ショップのものでOK)
アクリル板に接着剤を使用し作成します。
発熱・発火の恐れがありますので白熱灯、ロウソク等は使用しないでください。
・接着剤(アクリル用、接着剤が付着した周囲が白くならないものが好適)
・千枚通し(その他先が尖った硬いものでも可)
・アルカリ電解水スプレー(汚れ拭き取り用、100円ショップのものでOK。ただし接着剤を溶かしてしまう場合があるので付け過ぎに注意)
・乾いた布(汚れ拭き取り用)


 先ずはデータから。
 今回はCorel DRAW2017を使用し作成しました。
 
上画像内それぞれ、① 2mm厚 オレンジ色板加工用、② 2mm厚 黒色板加工用、③ 1mm厚 黒色板加工用データです。 

 ①のデータ内、ピンク色のアウトラインはカット用になりますが、黒の塗りの内側にある赤のアウトラインは、レーザー機で黒で彫刻した溝(凹み)の加工中、内側にたまった削りカスや溶けを後でt掃除しやすくするための一工夫です。
 データはカット用同様0.001mmのアウトラインで作成し、パラメーター設定でも『カット』を選択しますが、パラメーター調節の際、切抜けるほどまで出力を上げ過ぎないよう注意が必要です。

 また、今回は2mm厚 オレンジ色板に彫刻で凹みを作り、1mm厚 黒色板をカットしたイラストを嵌め込みますので、黒色彫刻の凹みの深さにも気を掛けてください。
(黒い板が入り過ぎるよりも少し出ているぐらいが見た目キレイです) 


 加工に進みます。

●使用レーザー機その他
・speedy300 80w機
・細口コーン
・2.0inchレンズ
・DPI:すべて500
・エアーアシスト:すべてON

●パラメーター
・2mm厚 オレンジ色板用
黒/彫刻 パワー40 スピード10.0 PPI 1000
赤/カット パワー90 スピード4.0 PPI 20000
ピンク/カット パワー90 スピード0.7 PPI 1000

・2mm厚 黒色板用
青/カット パワー80 スピード0.8 PPI 1000
 ピンク/カット パワー90 スピード0.7 PPI 1000

・1mm厚 黒色板用
赤/カット パワー40 スピード1.2 PPI 1000
青/カット パワー40 スピード1.2 PPI 1000
水色/カット パワー40 スピード1.2 PPI 1000

※アクリルに付いている保護紙は剥さずに加工します。
但し、盤面を保護しているものが紙ではなくフィルムの場合は汚れやカットの縁回りのバリ(ザラザラ感)の要因になりますので、剥してください。
 紙の保護材の場合でも、加工後汚れが目立つ場合は剥がし、紙製マスキングテープやふせんなど低粘着で盤面を保護できるものに貼りかえると汚れの軽減に繋がります。

※小さな部品が複数あります。
1mm厚板カットの際は、ハニカム台を外し、加工台にアクリル板を直接置いて加工する事をお奨めします。
 この時、アクリル板と加工台の間に厚口のコピー用紙などを挟んで加工を行うと、加工台およびアクリル板の汚れ軽減に繋がります。

※比較的深い溝を彫刻並びにカットを行います。
必ずエアアシストを使用し、加工中はレーザー機の傍から離れず、加工終了まで目を離さないでください。


 レーザー加工終了後、出来た部品を接着剤を使用しそれぞれ嵌め込みます。


 ※1mm厚板を嵌め込む前に保護紙を剥し、オレンジ色板の凹みの部分やその周囲に付着した彫刻カスを十分取り除いてください。
 千枚通しなど先の尖ったもので突くと比較的スムーズに取り除くことが出来ますが、盤面を傷付けたりケガをしないよう注意してください。

 ※凹みと部品はほぼ隙間が出来ないようデータ上で調整してあります。
接着剤は少なめに使用し、凹みに部品を乗せた後、当て木(分厚いアクリルや金属板などでも可。平らかつ割れたり凹んだりしないもの)をして金槌などで真上から叩くと均一に嵌め込むことができます。

 ※2mm厚黒板にオレンジ色板を嵌め込む際、板の向きに気を付けてください。


 最後に5角形になるように組み立てて完成。


 板の順はお好みで。
1枚減らし4枚にしてもいい感じです(^^♪






 今回使用したデータです↓。
ダウンロード後、解凍してご使用ください(^_^)b

Corel DRAW X3
http://firestorage.jp/download/a13bcc0a7ac0923699f4770a079daffed25837be

Illustrator CS
http://firestorage.jp/download/37b8a8f23e6147020468a9227a15f5185b158fbc