革への彫刻

 革(レザー)に彫刻を思案。

試しに様々な革の端切れが詰まったセットを購入し、思いつくままに彫刻してみましたが、革が様々な分、出来上がりも様々。
1枚の革が良い感じに出来たと思っても、同じ機種、同じパラメータ設定で2枚目、3枚目をやってみたら焦げがひどかったり、逆に薄過ぎたり。。。

革の見た目自体が異なるので多少の許容範囲は要るかと思いつつも、あまりにも出来上がりにバラつきがあるので、web検索をしてみたら・・・
思っていた以上に革には様々な種類や加工方法があり、私が購入してきた端切れセットの中にもどうやら多種多様の革が詰まっているらしい事に気付きました。

 というわけで革について調べ、革の何が彫刻に影響を及ぼしているのかを考えてみることに。

すると。

・そもそも革の『なめし』には『クロムなめし』と『植物タンニンなめし』、『混合(クロム加工と植物タンニン加工を組み合わせたもの)なめし』があり、それぞれになめしに用いられている材料が異なる。

・衣類やバッグ、小物など、日本国内で流通している革製品は『クロムなめし』のものが一般的だが、レザークラフトに使用されている(販売されている)革は『植物タンニンなめし』のものが殆どで、中でもヌメ革(サドルレザー)やタンローが好まれるらしい。(各ショップでもお薦めされている)

・革本来の風合いを好む人(販売店)はヌメ革やタンロー、シボ加工されているものを用いるが、革に型押しや樹脂塗装をし、一見革っぽくない風合いのものもあり、それを用いてバッグなど小物を手作りする人もいる。


等々(もっと沢山調べましたが記載はここまでで/^^;)、色々な事がわかりました。

そこで改めて購入してきた端切れセットの中身を見てみると。
web検索で掛った画像と見比べ自分なりにおおよそで判断した結果、牛革(細かな種類は不明)の他に豚、羊(ラム)、馬があり、牛革にもシボ加工やエナメル加工、型押し加工されたもの、ヌメ革やタンローに着色されたものなど、本当に様々なものが、様々な厚みで詰められていたことが判明しました。

さすが『端切れセット』・・・というか、これだけ種類がバラバラだと、彫刻の出来具合にバラつきが出ても当然といえば当然ですよね。
紙や木材、アクリルでもその種類や硬さ、厚みによってパラメータが異なるので、革でもザックリ『革』というだけでは一括りに出来ない。
それが答えのようです。


革いろいろ

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