ロータリーアタッチメント加工

過去の掲載記事転載です。


今回はグラスの彫刻を行います。

グラスの彫刻というと サンドブラストやリューターを思い浮かべることがほとんどだと思いますが、
サンドブラストは彫刻しないところにマスクをつける手間があります(微細な描画加工が難しいです)し、リューターは下絵を描いて手作業で行うという、非常に手間がかかってしまう方法です。

しかしレーザー加工では、パソコンで作成したデーターを使用し彫刻するので、下地処理をする必要も無くレーザー照射するだけで出来てしまいます。

多少加工素材は選んでしまいますが、

・加工時間が短縮できる
・非常に細かな絵文字が簡単に彫刻できる

というメリットがあります。


今回はグラスに彫刻ということで、平面でなく丸いものへの加工方法を紹介いたします。
レーザー加工では、丸いものの周囲に彫刻をする場合、『ロータリーアタッチメント』というオプションを使用します。

レーザー機によって下記オプションを選択できます。

 1.商品を挟み込むコーン型  (SPEEDY全シリーズ&Rayjet)
 2.商品を乗せて回転させるロール型[真円専用] (SPEEDY300-SPEEDY500)

加工時には回転させても加工面が同一の高さになるようにセットします。

加工をする際は、Speedyシリーズの加工位置合わせ機能が加工を容易にしています (ビデオ参照)。
彫刻したい位置にヘッドを移動した後、JobControlという制御ソフトを使用して加工データーをセットし実行するだけで、思った位置に彫刻を施すことが可能です。








※2010年01月18日掲載分転載
※動画内では新聞紙を使用していますが、現在はペーパータオルの使用をお薦めしています。


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