ファイバーレーザーのデモ加工

過去の掲載記事転載です。


 トロテックではレーザー加工機の種類で炭酸ガス(Co2)レーザーの他にファイバーレーザーを取り扱っています。
ファイバーレーザーは金属へのマーキングに最適です。
今回は金属や樹脂に直接マーキングできるレーザー(パルス ファイバーレーザー・FP100)をご紹介します。
パルスファイバーレーザーの発振波長は1.062μmで、Co2レーザー10.600μmの約10分の1程度で金属素材に対する吸収率が高いのに加えてレーザー光を細く絞り込むことができるので、精密部品や電子部品のマーキングに幅広く利用されています。


波長の説明


このFP100ファイバーレーザーはビーム径30μm以内とCo2と比較して半分以下のビームスポットで精密な加工ができます
金属以外にもCo2では加工できないプラスチック・塩化ビニールなども、短パルスを照射した時における化学反応によるアニーリング(プラスチックのカラーチェンジ)によりマーキングも可能です
一般的に工業用途で金属マーキングといえばガルバノスキャンニング方式で高速に加工ができますが、専用ソフトウェアを使い小さな加工範囲しか加工できないレーザー機のイメージですが、トロテックでは同じファイバーレーザーエンジンを使いX,Yプロッタ方式で広い加工エリア、コーレル・イラストレータなどのグラフィックソフトから簡単に操作できるなど従来のCo2レーザーとほぼ同じ感覚で加工できます。


ステンレスへのマーキング


 このFP100は最大加工エリアW610×D305mm、FP300はW730×D430mmでパワー・スピードなどの調節により色の濃淡を調節出来ます
黒色マーキングや素材によっては青みや赤みを帯びた発色も可能です。
加工可能素材
ステンレス・チタン・アルミ・セラミック・塩化ビニール・プラスチック・ABS樹脂・シリコンなど
基本的な扱いはトロテックの他の製品と同じように行います。
また,集塵脱臭装置(ミストラルシリーズ)も接続可能です。



トロテックのホームページにある詳細をご覧下さい。
http://www.troteclaser.com/ja-JP/products/flatbed-fiber_laser_systems/Pages/FiberNdYAG-FlatbedLaser.aspx


また、導入事例もご覧下さい。
http://www.troteclaser.com/ja-JP/solutios/Documents/CaseStudy_Berger_jp.pdf/




※2010年02月05日掲載分転載

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