要チェックです

2017年6月14日水曜日

ガラス瓶に彫刻&色入れする~父の日プレゼントにいかが?~

  今回はロータリーを使わずにガラス瓶に彫刻を施したいと思います。



 これまで数度に渡りロータリーアタッチメントを使用しての彫刻(2015年8月11日更新 『ロータリーアタッチメントを使用しガラス瓶に彫刻』など)を案内してきましたが、今回はロータリーを使用せず、手動で瓶の彫刻位置を変えながら彫刻をしてみたいと思います。


 まずはデータから。


  今回はCorel DRAWを使用しデータ作成を行いました。

 データの縦および横のサイズは実際に彫刻を行う瓶の彫刻可能な範囲(曲面のない平らな部分)のサイズに合わせます。 
 ちなみに、今回使用した瓶の彫刻可能範囲は縦 約130mm、横(瓶の外周) 約250mmでしたので、縦 約120mm、横 約120mmのサイズで収まるデータ作成を行っています。

 尚、今回は彫刻後色入れを予定していますので、文字5行の内、前3行『お父さんへ』『いつまでも』『元気で』はビットマップファイルに変換・網掛け処理してあります。
 
 以前、4月26日更新 『ガラスへの彫刻 色入れについて1~文字 データ作成編~』 でも紹介したように、レーザー加工機を用いての彫刻ではガラスに深い溝を刻む事は出来ませんので、太い線の大きな文字(フォント)を彫刻後、色入れを行いたい場合は、予め文字をビットマップファイルに変換し文字が『網掛け』されている状態のデータを作成して彫刻を行います。
 そうする事で彫刻痕がザラザラした手触りになり、溝に深さが無くても色入れがスムーズに行えるようになります。

 網掛け処理データの作成手順は↑上記同ページ並びに4月27日更新『ガラスへの彫刻 色入れについて2~文字 彫刻編~』にて。

 ※但し、大きくても線の細い文字(フォント)や小さな文字に網掛け処理を行うと文字が潰れてしまったり読み辛くなったりする場合がありますので、加減を見ながら処理を行って下さい。



 彫刻を行う部分は黒色の文字のみ。
オレンジ色の線と①~④までの赤数字は彫刻位置および順番を示すガイドです。

 今回はロータリーアタッチメントを使用しませんので、データを実際に彫刻する方向に向け(上図の場合、レーザー機を正面に見て瓶の口を左側に、横向きに瓶を置いて彫刻を行う状態になります)用意し、①~④まで4回に分けて出力します。

 
 彫刻に進みます。

■使用レーザー機:Speedy300 CO2 80w機
 レンズ:2.0inch

■用意するもの
・ガラス瓶
・半紙(ペーパータオルの代用 参照:6月8日更新『ガラスへの彫刻 ~ペーパーについて~ 』
・霧吹き(または旅行用詰替え容器、中身は水道水)
・タオル(またはスポンジなど柔らかいもの、彫刻時ガラス瓶の下に敷く用。汚れてもよいもの)

■加工オプション
加工モード:標準
解像度:500dpi
ハーフトーンン調整:モノクロ

■パラメータ
power 100 speed 8.0 PPI 1000

※高出力・低速度で加工を行います。
加工開始直前に半紙に充分水を含ませ、乾きかけたと感じた時は早めにレーザー機を一旦停止させ水の補給を行ってください
紙が乾き捲れ上がると失火に繋がる恐れがあります。

※加工中はレーザー機の傍から離れず、目を離さないよう注意してください。


彫刻イメージ動画です↓


※撮影用に彫刻機の上面のフタを開けています。
実際に加工を行う際は必ずフタを閉じて行って下さい。


彫刻完了↓


色を入れて出来上がり
水性塗料の金色を使用しています↓
 
 

 ロータリーアタッチメントを使用せずに彫刻する場合は、如何に『瓶に対して真っ直ぐに彫刻できるか』『思い通りの行間隔で文字を配置できるか』がポイント。
 
 複数の同じ形の瓶に彫刻を行う場合は専用に治具(型)を作成し固定して行うのが最適ですが、1本だけに行う場合は正直、面倒。
 そんな時は、瓶にガイドラインを引く、事前に半紙を水で貼り行間隔・配置を見ておく、などひと手間を加えてチャレンジしてみてください(^^♪



■ 6月16日 補足

 基本的な事ですが
レーザー機は彫刻対象物に対し水平にしか加工できません(Z軸が固定されている、稼動中自動では動かない)ので、曲面(R)がきつい部分は焦点が合わず彫刻痕(輪郭)がぼけ、溝も本来の深さよりも浅くなってしまいます。

 ロータリーアタッチメントを使用しない状態での彫刻では、一度の稼働で行える加工範囲が限られますので、円形のもの、曲面のあるものへの加工を行う場合は文字や図形のサイズに注意してください





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